黄砂
以前光化学スモッグについて
ブログを書いたことがありましたが、
昨夜あるTV番組を見ていて、これまた問題やな~という出来事が、
お隣中国から日本に押し寄せてきているらしい。
今年、記録的な黄砂を記録した日本各地。
例年になくいろんな地域で確認されいましたね。
もともと黄砂とは中国、モンゴル地域の砂漠から吹き上がった砂が偏西風に乗って日本、ときにはハワイまで飛んでいるのですが、ココ最近、飛来回数、飛来量が増えてきています。
その原因として、過放牧などによって草原がなくなり、砂漠化がどんどん進んでいるのです。
」過放牧とは草地面積に較べて家畜の頭数を増やすことをいいます。
ではなぜ、過放牧になってしまったのでしょうか?
それは、皆さんも覚えていらっしゃると思いますが、
カシミヤやアルパカといった毛糸製品の流行にあったのです。
先進国で劇的に流行し、今もなお根強い人気を持っていますが、
このような背景と裏腹に、中国やモンゴルの草原地帯では生産性を高めるために過放牧を行っていたのです。
現地人はそんな環境への配慮などわかるはずもなく、イケイケドンドンです。
結果そのツケが返ってきているのです。
さらに問題なのは草原地域付近では工業が盛んになってきているそうです。
これは中国の経済成長をご覧いただければすぐわかりますよね。
ところが、環境への配慮が全く行われておらず、汚水や工業用水などは全て垂れ流し状態にあり、それが、近隣砂漠へ流されているそうです。
そうなると、水分だけ蒸発し、化学物質は砂と交じり合い、黄砂となり
さらに中国の大気(排気ガスや工業ガス)と科学反応を起こしながら日本へ飛来するのです。
聞いただけで恐ろしくなりますよね。
熊本は地理的に黄砂とスモッグも出るかなり厄介な場所にあります。
知らないでは済まされないことが、身の回りでドンドン起きています。
子どもが小さいうちは親の責任です。
自分自身の環境への意識を高めることは、子どもへの未来につながります。
たまには子どもと一緒に環境について考える時間があってもいいかもデス。