生涯所得
自分の息子は将来プロ野球選手にと思われているパパママも多いことでしょう。
しかし、華やかな舞台とは裏腹に意外と知られていない事実があることを知っていますか?
野球で最も給料が高いといわれる巨人の一軍で活躍する選手ならば、
平均年俸は1億円を超しているそうです。
そこだけをみれば、とても魅力的な職業のように思えるのですが、
プロ野球選手の生涯所得を統計値でみると約2億9千万円だそうです。
これは大卒サラリーマンの生涯賃金よりも若干高い程度の水準に過ぎないんです。
どうゆうことか?
プロ野球選手の平均引退年齢は29歳、実働期間は約9年とかなり短いんですよ。
それでいて、わずか9年で約2億9千万円もの収入を稼ぐのだから大したものなんですが、
人生を80年として考えれば、引退後の生活も決して安泰とは言えないでしょう。
もちろん職業の優劣は金銭面の条件で決められるものではありませんが、
それぞれの職業がどんな収益構造によって成り立っていて、
どれほどの生涯所得が期待できるのかを捉えておくことも、
これからの高齢社会で生きていくうえで大事なことなんでしょうね。