光化学スモッグ
去年の夏だったと思いますが、熊本でもこの聞きなれない光化学スモッグが発生しました。
光化学スモッグとは、
工場や自動車の排気ガスなどに含まれる窒素酸化物や、
炭化水素(揮発性有機化合物)が日光に含まれる紫外線の影響で光化学反応をおこし、
それにより生成する有害な光化学オキシダント(オゾンやアルデヒドなど)が空中に停留し、
スモッグ状になることを言うそうです。
日ざしが強くて風の弱い日に特に発生しやすく、夏に多いそうです。
光化学スモッグが発生すると人の健康に悪影響を及ぼすため、大気汚染として問題になっています。
こんな感じ↓
舞台は中国に移ります。
8.9%の経済成長率をもち、2008年8月にオリンピックを控え、急成長を遂げている中国ですが、
私たち熊本と深い関わりがあるのです。
自動車が飛ぶように売れているという中国ですが、
自動車部品市場の総売上は2004年に288億ドルを記録し、
今後も平均年間成長率15%で拡大し、2009年には580億ドルに達するものと予測されているそうです。
この数字が表しているのは、売り上げなんでイマイチ他人事のように聞こえてくるかもしれません。
が・・・。
昨年熊本起きた光化学スモッグ。
あれは、中国から大気と一緒に流れ込んできたものだということが判ってきたのです。
光化学スモッグが人体に及ぼす影響、コレは先ほど申し上げた通りですが、
全国的にみても自然環境に恵まれている熊本が、
こんなところで蝕まれていることをどれだけの人が知っているのでしょう。
中国の自動車業界はまだまだ伸びる業界だとされています。
あと5年後、10年後 果たして熊本の空は青いのでしょうか?
子どもたちの将来、外出禁止令などが出る日がくるのかもしれませんね。