家電戦争
平成、流通団地近郊で圧倒的人気を誇るヤマダ電機。
負けじと連日朝刊を賑わせているコジマ電器。
そして九州を牙城とするベスト電器も、あとを追うように交戦しています。
そんな激戦三角地帯に
新たな勢力、デオデオの大型店舗が襲いかかってくるのです。
これはまるで戦争です。
どっかのお店が疲弊するか、倒産するまで続く、エンドレスな戦いなのです。
消費者からすれば、競争が激しくなることで良い商品が安く手に入るメリットがありますが、
実は、その裏側にあるデメリットを考えなければならないのです。
その中の一つとして、低価格化によるモノに対する価値感の低下です。
競争社会では、コスト低下はもちろんですが、それが当たり前になってくると、
その商品への価値観が低くなります。
以前は高価だと思っていた商品が、手軽に買えてしまう。
あまり必要ではなくても、買ってしまったり、使えるのに買い換えたりと、
その商品への価値観が低くなってしまうのです。
強いてはモノを大切にしないということにもつながります。
この考えが及ぼす影響を、みなさんは既に身の回りで経験されていると思います。
私も人に説教が言えるほど辛抱強い人間ではありませんが、
子どもに教える立場になると、思わず考えてしまうことが多々あります。
今まで当たり前だと思っていることでも、一度立ち止まって考えるといろんなことにぶち当たります。
家電屋さんたちが悪いわけではありませんが、
それを利用する側にも、意識を変える必要だってあるんだと思います。
すべては自分たちの子どもに返ってくるわけですから。
今、変えていかないと。。。
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