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Posted by おてもやん at

2007年06月24日

泣ける送別会

昨日の夜は関連会社の送別会でした。




送別会の主役は私が5年数ヶ月前に面接した若手社員でした。


入社当時はロン毛に茶髪。今時やな~って感じのチャラチャラした子でした。

長くは続かんだろうと思っていた矢先、



次の日はいきなりの欠席!!ヾ( ̄o ̄;)オイオイ



翌日からは何事もなかったかのように出社していましたが、

飲み癖の悪さや、ギャンブル好き・・・・・かなり問題ありました~。



そんな彼は、あまり自己主張もなく、いつも怒られてばっかりのキャラでしたが、

誰にも負けない優しさと素直さが彼のウリでした。



入社して1~2年した頃だったと思いますが、突然泣きながら『会社を辞めます』と言い出したことがありました。

辞めたくないけど、会社に迷惑を掛けてしまうので辞めると言うのです。


まぁ理由は言えませんが、この子らしいというか当然の結末。


こちらも説得というより、アドバイスをすることで本人も納得し、それからも仕事を続けてこれました。


本当にいつも怒られてばかりでしたが、可愛い後輩でした。

ときには自宅まで説教に行ったこともありましたね~




こんな彼が、27歳にして初めて自分の道を歩き出そうとしています。



私は彼が会社を辞めようという相談を受けたとき、正直嬉しかったんです。



今まで、自分の夢や、やりたいことが見つからないと言っていた彼が、

『やりたいことが見つかった』というのです。



もちろん会社を辞めてしまうことは悲しいですが、

この5年間、彼は少しずつですが成長していたことが何よりも嬉しいですね。

本当に心からそう思いました。




私たちは経営者としては若輩者ですが、従業員の成長はこの上ない喜びだと感じています。

それは子育てと似たようなところがあります。



他人というところでは次元の違うものですが、

愛情をかけて育てるという行為そのももは何ら変わりないと思います。



今回の送別会で私に対して言ってくれた言葉が

『一番愛情をかけてくれてありがとうございます』でした。



あ~従業員の育成だとか、指導なんて意識してやっているわけでもなく、

たまには自分のエゴをぶつけてしまう事だってあったと思う。

自分で反省している時点でそうなのだが・・・。




でも、彼が最後に残してくれた言葉は、

常に本気で接している私を認めてくれたことなのだろう。


暑苦しい上司だったが、それもすべて自分のことを思ってのことだと・・・

きっと解ってくれたのではないだろうか。。。



  

Posted by さわっち at 23:02Comments(2)