2007年10月09日
Ag

女子力向上求人情報マガジンAg(エイジー)
これを見て団塊世代向けの情報誌と思う人はいないと思うが、
デザインや色使いからして若い女性向けというのが伺える。
先日この情報誌を出版しているシャチョーと昼食をしたのだが、
なんと・・・同じ歳・・・若い!
おれはオッサンか!?
と言うほど歳の差を感じる。
たまたま私の後輩がそこで働いており、私を訪ねてきたのが事の始まりであった!
後輩も私が情報誌の出版をしているとも知らず、ノコノコとやってきたのだ。
私のその件には触れず、黙って30分ほど話を聞いていたのだが、
非常に面白い情報誌であるという認識は持っていたので、そのシャチョーと会いたくなり
正直な話をしたところ、
逆に先方シャチョーからの申し出もあり『では飯でも・・・』となったのだ!
この情報誌の凄みは『フリーペーパー』でありながらデザインと紙質にこだわっていること。
もちろん内容にしても『求人誌』を超えている!
ただの求人誌ではなく、記事広告と求人を抱き合わせた新しい媒体なのだ。
基本的に若い女性がターゲットなので、
男性見ても何一つメリットになるものは載っていない。
私はこのブログで何度も書いているが、熊本はフリーペーパーの激戦区である。
年に数誌が創刊されては、数誌が無くなるという繰り返しが続いている。
最近で言えば、5年間続いたファミリー向けのタウン誌が休刊となった!
私が思うに販売部数が伸び悩んでいたことや、広告収入が上がらなかったことが原因ではないかと思われる。
というかそれしかない!
この有料タウン誌が売れなくなっている理由の一つは、情報の氾濫である。
我々フリーペーパーが提供する情報の質が高くなればなるほど、有料誌というものに多少なりの影響を及ぼす。
もちろん、情報量に関して言えば天と地ほどの差がある。
情報がただで手に入る、手軽に入る、ネットで入る・・・わざわざ情報誌を買う必要がなくなるというわけである。
逆をいえば、そのような状況で今までと同じことをしていても売れないということでもある。
ワイヤーグループも無料と有料と各県によってスタイルが異なるが、
それは各県のこのような背景があることにより、スタイルを合わせて展開をしているからである。
有料誌で販売している徳島本部を筆頭に、他県は売り上げ好調だと聞いているが、
それはやはり、今までになかった分野のコンテンツを開発し、読者が毎月楽しめているからだろうと思う。
私は情報誌はそれに尽きると思う。
フリーペーパーでありながら、有料誌に劣らないものを創ることが出来れば、
それは業界でも常識を覆す改革になるのかも知れない。
フリーペーパーだから・・・というものを創っていたら生き残れない。
これがフリーペーパーでいいの?を創らなければ・・・次の展開もないだろう!
今回ご紹介したAgはイケイケドンドンの若手中心の会社で
我々とは全く違うスタイルで営業をされています。
非常に興味深い媒体であり、シャチョーさんです。
今後熊本を盛り上げていく同年代の経営者として、
良いお付き合いをさせてもらいと思います。